今回のお客様のご相談は、他社製デスクトップ型パソコンがスピーカー及びヘッドフォンに接続しても音が出ないという内容でした。 診断内容はまず、障害の切り分けを行うためソフトウエアの設定上での問題が無いかくまなくチェックしました。
特に問題は見当たりませんでしたので、ハードウェア上の問題が原因だと推測しました。 専門のソフトで診断を行った結果、マザーボード(メイン基板)に標準的に搭載されているオンボードサウンド出力部品と呼ばれる音を出す機能を有する部分が物理的に故障していました。
修理内容は、診断の結果マザーボードの音を出す機能のみの故障でしたので、オンボードのサウンド機能と同等の機能を有する「サウンドカード」を増設することで対応しました。 作業完了後正常に音が鳴ることを確認。修理完了としました。
メーカー修理であればマザーボードを丸ごと交換して修理費用がかさんでしまうのですが、故障箇所のみ対応することで約半分の金額で修理することができました。 今回の修理にかかった費用はデスクトップパソコンの基本診断料6,000円、サウンドカードの増設・交換工賃4,000円、サウンドカード代4,980円の合計14,980円。 作業時間は2時間で済みました。
サウンドカードに関する予備知識
サウンドカードとは、コンピューターに音声の入出力機能を付加・強化する回路基板です。 パソコンから送られてきた音声データを音に変換する役割を持ちます。
近年では殆どのパソコンのマザーボードに標準的に搭載されています。 これをオンボードサウンドと呼び、マザーボード内蔵のサウンド機能のことを指します。
一昔前まではオンボードサウンドは性能が悪く、パソコンで良い音を楽しむにはサウンドカードが必須でした。 しかし近年ではオンボードのサウンド機能も性能が良くなり、高音質かつ多重チャネル対応のものも増えてきています。
本格的に音楽に取り組んでいる方や、音質に余程のこだわりを持っていない限りサウンドカードは必ずしもなくてはならないものでは無くなってきました。 サウンドカードの主な用途は、アプリケーションやゲーム等の音声の出力が必要になってくる作業を、低負荷で実行する場合に使用します。
プロのミュージシャン等DAWを使用してパソコンで音楽制作をしたり、高音質録音をしたり、ソフトウェア音源を使用する場合は、サウンドカードをより高音質にしたオーディオカードを用います。 録音作業を効率化することに優れています。
サウンドカードのチップにも様々な種類があります。代表的な製品を以下にご紹介します。
1.Sound Blasterシリーズ
CREATIVE社より発売されている、音質、性能、安定性に優れ、世界中から支持されているサウンドカードです。 独自の音響システム、ハードウェアMIDI音源、3Dサラウンドの音響を実現するEAXを搭載しています。
2.CMI
オンボードでよく使用されている、C-Media社製のサウンドチップです。 臨場感のある音響に定評があります。 しかしMIDIデータの音に弱く、WAVEも同時発音数1音のみというのが欠点です。
3.Thnderbird Avenger
少々高価ですが、独自の音響システムを持ち高音質が評判のPHILIPS社のサウンドチップです。 その性能の良さは市場に登場した直後から話題になりました。
4.ALC
Realtek社製の最新のハードウェア性能を持つサウンドチップです。 音に様々なエフェクトをつけて鳴らすことができ、しかも高音質です。 7.1chの音響を使用することもできます。しかしMIDIには弱いのが欠点です。
5.YMF
音楽メーカーYAMAHAのサウンドチップです。 MIDIの音色の評判が良く、ハードウェアMIDI音源を内蔵しているため非常に高音質でMIDIを鳴らすことができます。 3D効果や4chスピーカーにも対応している製品です。
特に問題は見当たりませんでしたので、ハードウェア上の問題が原因だと推測しました。 専門のソフトで診断を行った結果、マザーボード(メイン基板)に標準的に搭載されているオンボードサウンド出力部品と呼ばれる音を出す機能を有する部分が物理的に故障していました。
修理内容は、診断の結果マザーボードの音を出す機能のみの故障でしたので、オンボードのサウンド機能と同等の機能を有する「サウンドカード」を増設することで対応しました。 作業完了後正常に音が鳴ることを確認。修理完了としました。
メーカー修理であればマザーボードを丸ごと交換して修理費用がかさんでしまうのですが、故障箇所のみ対応することで約半分の金額で修理することができました。 今回の修理にかかった費用はデスクトップパソコンの基本診断料6,000円、サウンドカードの増設・交換工賃4,000円、サウンドカード代4,980円の合計14,980円。 作業時間は2時間で済みました。
サウンドカードに関する予備知識
サウンドカードとは、コンピューターに音声の入出力機能を付加・強化する回路基板です。 パソコンから送られてきた音声データを音に変換する役割を持ちます。
近年では殆どのパソコンのマザーボードに標準的に搭載されています。 これをオンボードサウンドと呼び、マザーボード内蔵のサウンド機能のことを指します。
一昔前まではオンボードサウンドは性能が悪く、パソコンで良い音を楽しむにはサウンドカードが必須でした。 しかし近年ではオンボードのサウンド機能も性能が良くなり、高音質かつ多重チャネル対応のものも増えてきています。
本格的に音楽に取り組んでいる方や、音質に余程のこだわりを持っていない限りサウンドカードは必ずしもなくてはならないものでは無くなってきました。 サウンドカードの主な用途は、アプリケーションやゲーム等の音声の出力が必要になってくる作業を、低負荷で実行する場合に使用します。
プロのミュージシャン等DAWを使用してパソコンで音楽制作をしたり、高音質録音をしたり、ソフトウェア音源を使用する場合は、サウンドカードをより高音質にしたオーディオカードを用います。 録音作業を効率化することに優れています。
サウンドカードのチップにも様々な種類があります。代表的な製品を以下にご紹介します。
1.Sound Blasterシリーズ
CREATIVE社より発売されている、音質、性能、安定性に優れ、世界中から支持されているサウンドカードです。 独自の音響システム、ハードウェアMIDI音源、3Dサラウンドの音響を実現するEAXを搭載しています。
2.CMI
オンボードでよく使用されている、C-Media社製のサウンドチップです。 臨場感のある音響に定評があります。 しかしMIDIデータの音に弱く、WAVEも同時発音数1音のみというのが欠点です。
3.Thnderbird Avenger
少々高価ですが、独自の音響システムを持ち高音質が評判のPHILIPS社のサウンドチップです。 その性能の良さは市場に登場した直後から話題になりました。
4.ALC
Realtek社製の最新のハードウェア性能を持つサウンドチップです。 音に様々なエフェクトをつけて鳴らすことができ、しかも高音質です。 7.1chの音響を使用することもできます。しかしMIDIには弱いのが欠点です。
5.YMF
音楽メーカーYAMAHAのサウンドチップです。 MIDIの音色の評判が良く、ハードウェアMIDI音源を内蔵しているため非常に高音質でMIDIを鳴らすことができます。 3D効果や4chスピーカーにも対応している製品です。
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