iOS 12が発表されました。
iOS 11からのドラスティックな変更はありませんが、高速化、スクリーンタイム機能、FaceTimeでの通話などの変更以外に、どこにあるかわかりにくいけれど便利な新機能がいくつかあります。
そこで、あまり知られていないけれど便利なiOS 12の機能を15個、まとめてみました。あえて、インストール直後には見つけにくいものばかりを集めています。
まだiOS 12を入手していない人は、「設定」>「一般」>「ソフトウェア・アップデート」からインストールしておいてくださいね。
1つのアプリから複数の通知が来ると、1カ所にまとめて表示され、「その他○件の通知」という表示が添えられます。
これをタップすると、すべての通知が展開されます。この機能をオフにするには、「設定」「通知」を選択後、変更したいアプリを選び、「通知のグループ化」をタップします。
実はこの操作、もっとかんたんな方法があります。ロック画面で、通知(またはグループ化された通知)を左にスワイプして「管理」をタップします。
するとそのアプリの通知設定を選ぶメニューが開き、通知そのものをオフにしたり、しばらくの間ミュートしたりできます。
ほとんど使わないアプリから頻繁に通知が来るなら、この機能で通知を防いでしまいましょう。
この機能を使うには、「設定」「コントロールセンター」「コントロールをカスタマイズ」から、「聴覚サポート」を追加しましょう。
次に、コントロールセンターを開いて(iPhone X以降なら画面右上から下にスワイプ、iPhone8以前なら画面下から上にスワイプ)、聴覚アイコンをタップしてください。
AirPodsまたはMFi補聴器を接続した状態でそれらの機器をタップすれば、ライブリスニングが有効になります。
外の世界の音が聴こえ、iPhoneのボリュームで音量を調節できます。iPhone上で再び機器をタップすれば無効にできます。残念ながら、通常のBluetoothヘッドフォンには対応していません。
手っ取り早く見つけるには、ホームスクリーンで下にスワイプして、検索バーで計測を検索してください。
最初にiPhoneを動かして、アプリのキャリブレーションをします。完了すると、画面上のコントロールボタンを使って、地点間の距離を測れるようになります。画面右のシャッターボタンを使えば写真を撮ることもできますよ。
複数の点をつなげると、アプリが形を認識して、形の面積なども計測してくれます。
ただし、あまり精度が高くないことは留意しておきましょう。また、水準器タブを開くと、デバイスの加速度計を利用して角度を測ることができます。
iOS 11では、サイドボタンとボリュームアップを誤って押してしまい、iPhone Xのロック画面のスクリーンショットを撮ってしまうことがよくありました。
iOS 12では、ロック解除状態でなければスクリーンショットは撮れません。ロック画面のスクリーンショットが必要であれば、iPhoneを持って顔認証をしてからになります(FaceIDを利用している場合)。
ホーム画面にアクセスするには画面下から上に向けてスワイプ、コントロールセンターは画面右上から下にスワイプする必要があります。つまり、ホームボタンのないiPhone X以降と同じ操作になっているのです。
911に電話すると、電話を受けた救急サービスに、iPhoneが自動的かつ安全にあなたの位置情報を共有します。この機能は電話の受け手側のテクノロジーにも依存するため、米国以外で使えるかどうかはわかりません。
「設定」「コントロールセンター」「コントロールをカスタマイズ」から、「QRコードをスキャン」ショートカットを追加できます。これで、コントロールセンターから直接QRスキャナーにアクセスできるようになります。
とはいえ、以前からiOSのカメラアプリでもQRコードが読めるようになっています。これをオフにしてコントロールセンターのショートカットだけを使いたければ、「設定」「カメラ」から変更可能です。
また、FaceIDで認証失敗した後のロック画面から、容姿を再スキャンできるようになりました。画面下から上にスワイプして、パスコードを入力するだけで再スキャンができます。
具体的には、1PasswordやLastPassなどから、QuickTypeボックスを経由して自動入力のパスワード情報を共有できるようになりました。つまり、お使いのパスワード管理アプリにログインしておけば、そのアプリを開かなくても情報を取り込めます。
このAPIを使うには、まずパスワードマネジャーをアップデートしておく必要があります。そのうえで、「設定」「パスワードとアカウント」「パスワードを自動入力」から、この機能を使いたいアプリを選択してください。
iOS 12では、メッセージが届くとワンタイムコードを自動的に検出します。コードが検出されると、自動的にクリップボードにコピーされるので、メッセージアプリをわざわざ開かなくてもペーストするだけでOK。非常にかんたんです。
検索タブでは、モーメントやピープルの検索ができます。具体的には、1年前に撮った写真、旅行やコンサートなどのカテゴリー、季節、撮影地などで検索できます。写真タブとアルバムタブは、基本的に変更ありません。
ボイスメモの編集がしやすくなると同時に、UIも大きく改善されました。大きな赤いボタンを押すと録音が開始され、3点リーダーをタップすると「録音を編集」「複製」「共有」のメニューが開きます。
Siriを使うことはできませんが、Google MapsにはGoogleのボイステクノロジーが組み込まれているので問題ありません(ただし、ボタンをタップする必要があるので、ハンドルから手を放す必要があります)。
Googleは今後CarPlay向けに、クラウドソースのナビゲーションアプリWazeを発表する予定です。
これを使うには、コントロールセンターを開き、おやすみモードのアイコンを3Dタッチします。すると、「1時間」「今日の夜(明日の朝)まで」「この場所から出発するまで」など、スヌーズする期間を選べます。
また、スケジュールをタップすると、直接おやすみモードの設定を開けます。
というのも、ハイエンドのiPhoneモデルを中心に高価な有機ELスクリーンが採用されるている今こそ、iOSの明るさを下げるのには最適な時期だからです。
ほかにも、デフォルトアプリの操作改善やホーム画面のデザイン変更があったり、iPhone Xs MaxなどSplit Viewに対応するデバイスが増えたりといった変更もあります。
そうそう、iOS 12のスクリーンタイム機能も忘れてはいけませんよ。
iOS 11からのドラスティックな変更はありませんが、高速化、スクリーンタイム機能、FaceTimeでの通話などの変更以外に、どこにあるかわかりにくいけれど便利な新機能がいくつかあります。
そこで、あまり知られていないけれど便利なiOS 12の機能を15個、まとめてみました。あえて、インストール直後には見つけにくいものばかりを集めています。
まだiOS 12を入手していない人は、「設定」>「一般」>「ソフトウェア・アップデート」からインストールしておいてくださいね。
1. 通知のコントロール
iOS 12のわかりやすい機能の1つが、通知のグループ化です。1つのアプリから複数の通知が来ると、1カ所にまとめて表示され、「その他○件の通知」という表示が添えられます。
これをタップすると、すべての通知が展開されます。この機能をオフにするには、「設定」「通知」を選択後、変更したいアプリを選び、「通知のグループ化」をタップします。
実はこの操作、もっとかんたんな方法があります。ロック画面で、通知(またはグループ化された通知)を左にスワイプして「管理」をタップします。
するとそのアプリの通知設定を選ぶメニューが開き、通知そのものをオフにしたり、しばらくの間ミュートしたりできます。
ほとんど使わないアプリから頻繁に通知が来るなら、この機能で通知を防いでしまいましょう。
2. ライブリスニングモード
AirPodsやmade for iPhone(MFi)補聴器を持っている人は、外の音をクリアに聞くためのライブリスニングという機能が使えます。耳が聞こえにくい人はもちろん、音楽やポッドキャストを聴いている最中に外の世界に戻るのにも便利です。この機能を使うには、「設定」「コントロールセンター」「コントロールをカスタマイズ」から、「聴覚サポート」を追加しましょう。
次に、コントロールセンターを開いて(iPhone X以降なら画面右上から下にスワイプ、iPhone8以前なら画面下から上にスワイプ)、聴覚アイコンをタップしてください。
AirPodsまたはMFi補聴器を接続した状態でそれらの機器をタップすれば、ライブリスニングが有効になります。
外の世界の音が聴こえ、iPhoneのボリュームで音量を調節できます。iPhone上で再び機器をタップすれば無効にできます。残念ながら、通常のBluetoothヘッドフォンには対応していません。
3. ARで計測
iOS 12にアップデートすると、『計測』というアプリがiPhoneにインストールされます。これは、AppleのARKitを使って、拡張現実で距離を測るアプリです。手っ取り早く見つけるには、ホームスクリーンで下にスワイプして、検索バーで計測を検索してください。
最初にiPhoneを動かして、アプリのキャリブレーションをします。完了すると、画面上のコントロールボタンを使って、地点間の距離を測れるようになります。画面右のシャッターボタンを使えば写真を撮ることもできますよ。
複数の点をつなげると、アプリが形を認識して、形の面積なども計測してくれます。
ただし、あまり精度が高くないことは留意しておきましょう。また、水準器タブを開くと、デバイスの加速度計を利用して角度を測ることができます。
4. iPhone Xのスクリーンショット修正
機能というほどのものではありませんが、iPhone Xの問題点として修正リクエストが多かったものの1つがロック時のスクリーンショットです。iOS 11では、サイドボタンとボリュームアップを誤って押してしまい、iPhone Xのロック画面のスクリーンショットを撮ってしまうことがよくありました。
iOS 12では、ロック解除状態でなければスクリーンショットは撮れません。ロック画面のスクリーンショットが必要であれば、iPhoneを持って顔認証をしてからになります(FaceIDを利用している場合)。
5. iPadのジェスチャー変更
今年のiPhoneラインナップにホームボタンがないことからもわかるように、Appleがホームボタンを廃止したいのは明らかです。その流れをくんでか、iOS 12では、iPadでのジェスチャーも変更されています。ホーム画面にアクセスするには画面下から上に向けてスワイプ、コントロールセンターは画面右上から下にスワイプする必要があります。つまり、ホームボタンのないiPhone X以降と同じ操作になっているのです。
6. 救急サービスとの位置情報共有
これは完全に受動的な機能です。911に電話すると、電話を受けた救急サービスに、iPhoneが自動的かつ安全にあなたの位置情報を共有します。この機能は電話の受け手側のテクノロジーにも依存するため、米国以外で使えるかどうかはわかりません。
7. QRコードリーダーのショートカット
QRコードはもはや新しいテクノロジーではありませんが、AppleはQRコードのショートカットをコントロールセンターに追加しました。「設定」「コントロールセンター」「コントロールをカスタマイズ」から、「QRコードをスキャン」ショートカットを追加できます。これで、コントロールセンターから直接QRスキャナーにアクセスできるようになります。
とはいえ、以前からiOSのカメラアプリでもQRコードが読めるようになっています。これをオフにしてコントロールセンターのショートカットだけを使いたければ、「設定」「カメラ」から変更可能です。
8. FaceIDの大幅な改善
iPhone X以降を使っている場合、FaceIDに2つの顔を登録できるようになりました。「設定」「FaceIDとパスコード」で、「もう一つの容姿を設定」をタップします。自身の容姿を追加して顔認証の精度を高めたり、スマホを共有したいパートナーや親友の顔を追加することが可能です。また、FaceIDで認証失敗した後のロック画面から、容姿を再スキャンできるようになりました。画面下から上にスワイプして、パスコードを入力するだけで再スキャンができます。
9. パスワード管理アプリによる自動入力が可能に
iCloudのパスワード管理機能はいまひとつパッとしませんが、iOS 12では、新たなパスワード管理APIが導入されました。これにより、サードパーティ製のパスワードマネジャーをもっと便利に使いこなせます。具体的には、1PasswordやLastPassなどから、QuickTypeボックスを経由して自動入力のパスワード情報を共有できるようになりました。つまり、お使いのパスワード管理アプリにログインしておけば、そのアプリを開かなくても情報を取り込めます。
このAPIを使うには、まずパスワードマネジャーをアップデートしておく必要があります。そのうえで、「設定」「パスワードとアカウント」「パスワードを自動入力」から、この機能を使いたいアプリを選択してください。
10. 2要素認証のコードをペースト
2要素認証(2FA)は、アカウントを守るための重要かつ効果的な方法です。あなたが知っている情報1つと、あなたの持ち物1つ(通常はスマホ)を使って認証します。SMS経由でワンタイムコードが送られ、それを入力することで認証が完了するという仕組みです。iOS 12では、メッセージが届くとワンタイムコードを自動的に検出します。コードが検出されると、自動的にクリップボードにコピーされるので、メッセージアプリをわざわざ開かなくてもペーストするだけでOK。非常にかんたんです。
11. 写真アプリの改善
iOS 12では、写真アプリも微修正されています。新しいFor Youタブでは、あなたが興味を持ちそうなアイテムが提案されます。また、撮影場所や写っている人に応じて共有の提案もしてくれます。検索タブでは、モーメントやピープルの検索ができます。具体的には、1年前に撮った写真、旅行やコンサートなどのカテゴリー、季節、撮影地などで検索できます。写真タブとアルバムタブは、基本的に変更ありません。
12. ボイスメモを刷新
地味なアプリではありますが、ボイスメモが大幅に刷新され、Mac専用バージョンもできました。iCloudで録音したボイスメモを同期すれば、他のデバイスやデスクトップにも表示されます。ボイスメモの編集がしやすくなると同時に、UIも大きく改善されました。大きな赤いボタンを押すと録音が開始され、3点リーダーをタップすると「録音を編集」「複製」「共有」のメニューが開きます。
13. サードパーティ製CarPlayナビゲーション
Apple CarPlay対応車で、サードパーティ製のナビゲーションアプリが使えるようになりました。これまでCarPlayでのナビゲーションはAppleのマップに限定されていましたが、今後はGoogle Mapsが使えるということです。Siriを使うことはできませんが、Google MapsにはGoogleのボイステクノロジーが組み込まれているので問題ありません(ただし、ボタンをタップする必要があるので、ハンドルから手を放す必要があります)。
Googleは今後CarPlay向けに、クラウドソースのナビゲーションアプリWazeを発表する予定です。
14. おやすみモードの進化
通知に邪魔をされたくないとき、おやすみモードを使えばあらかじめ決めた時間帯の通知や着信をミュートできます。iOS 12では、3Dタッチ(旧式のデバイスでは長押し)でおやすみモードの設定がかんたんにできるようになりました。これを使うには、コントロールセンターを開き、おやすみモードのアイコンを3Dタッチします。すると、「1時間」「今日の夜(明日の朝)まで」「この場所から出発するまで」など、スヌーズする期間を選べます。
また、スケジュールをタップすると、直接おやすみモードの設定を開けます。
15. スペースバーでカーソルをコントロール
タイプ中にキーボードを3Dタッチすると、入力エリア上でカーソルをコントロールできます。旧式のデバイスでもスペースバー長押しで使用できるので、とても便利です。紹介しきれなかったiOS 12の新機能たち
ここで紹介しきれなかったいちばん大きな機能は、ダークモードでしょう。Appleは今後のアップデートに必ずこの機能を投入すると思われます。というのも、ハイエンドのiPhoneモデルを中心に高価な有機ELスクリーンが採用されるている今こそ、iOSの明るさを下げるのには最適な時期だからです。
ほかにも、デフォルトアプリの操作改善やホーム画面のデザイン変更があったり、iPhone Xs MaxなどSplit Viewに対応するデバイスが増えたりといった変更もあります。
そうそう、iOS 12のスクリーンタイム機能も忘れてはいけませんよ。
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