カジュアルで、美しくて、そして頭良くて。
いや、ほんといい端末だと思います。iPhone Xの後継機。iPhone XSが発売されました。パット見では「あれ?どこが変わったの?」とか思うかもしれません。
でも、いろいろな角度から舐め回すようにいじってみたら、いいところもちゃんと見つけましたし、この端末はどういう人に向いているのか?も見えてきました。
テキストを片手で入力できる限界値。片手操作派の限界のサイズがこれだと思います。大画面のiPhone XS Maxも魅力ですけど、入力のスマートさが保たれているのはiPhone XSです。
また、ポケットに突っ込んだときに邪魔にならないのも、iPhone XSです。
つまり、フットワークの良さを求めるのであれば、自ずと今回はiPhone XSだな!という選択肢を選ぶことになると思います。日々の取り回しの良さを保った限界サイズの中で、これまでよりちょっと背伸びできるのが、このiPhone XSという端末なのです。
ただし、1点。本体デザインについて気になるのが、今回は上部と底部にアンテナラインが入ったということ。
とくに底部はアンテナラインのために、スピーカーホールが左右対称ではなくなったのです。シンメトリー最高!という方にとっては多分ちょっとイラっとポイントかもしれません。僕ですか? ちょっとイラっとです。
でもそれだけの減点だけで、この端末いーらない!とはなりませんけどね。iPhone Xと比べるとデザイン的な目新しさは無いけど、この端末には、十分に購入者を満足させてくれる要素は備わっていると思うんです。
iOSデバイスの中ではiPhone Xどころか、12インチiPad Proをも上回っていたのは驚きです。現状iPhone Xで重くて辛い!という操作はなかなか思いつかないので、このスコアが実生活のなかで有利になるかはわかりません。
でも、限界までキュンキュンなスペックがほしい!といったニーズは確実満たしてくれる端末だと思います。
今回、目に見える進化としては、ポートレートの被写界深度が変更できるようになりました。撮影後に、ボケの強さを変えられるってわけですね。他社の端末ではすでにあった機能ですけど、iPhoneのナチュラルなボケ味を自分で編集できるってのはカメラ好きには嬉しい機能だと思います。
でも、僕としては、これはiPhone XSの最大のウリではないと感じたのです。
では写真において、最も良いところはどこなのか? というと、さまざまなシーンを自然に、見栄え良く写真に収められるという点。カメラのダイナミックレンジは明らかに広がり、明暗差のあるシーンでは特にその恩恵が伝わってきます。
iPhone X(上)と、iPhone XS(下)で逆光気味なシーンを撮ってみました。
特に設定はしておらず、構える・撮る。だけです。iPhone Xでは人物が暗く沈んでしまっているのに対して、iPhone XSでは表情がわかるレベルまで人物を浮かび上がらせていますね。
反面、空の描画は飛んでしまっていますけど、このシーンでは空のどんより具合を表現するよりも、人物を明るく表現するほうが正解です。
これはiPhone Xでの写真調整の様子。ライトの調整をして、ようやくiPhone XSと同じレベルまで明るくなりました。
こうして、今までなら後から補正を必要としていたような写真が、もとより「いいね」と思う仕上がりとなって表示されるのです。構える・撮る。だけで、満足感のある写真が出てくるんですよ。センサーサイズの拡大や、Neural Engineによる演算による恩恵でしょうか。拍手ものの進化です。
そしてさらに比較。左からiPhone 6、iPhone 7 Plus、iPhone X、iPhone XSで同じシチュエーションを撮って並べてみました。全iPhoneで明るさMAX。
iPhone 6ユーザーの編集部・佐々木くんいわく、「俺のiPhone 6、ガラケーみたい…」と半笑い。わかる。というか構えて・撮る。だけだと、この場所ではiPhone XS以外は「ああ、あとで調整だな」な写真です。
スマホの写真って、写真を撮ったあとに見返して「暗かったな」とか「飛びすぎた」とかなってもすぐに調整できるのがいいところだと思うんだけど、そのいいところをしなくなるのがiPhone XSのいいところなんだ思います。
今回のシリーズとしては、iPhone XSとiPhone XS Maxの両モデルでカメラ性能は同じなのですが、このフットワークの良いサイズの端末でも、大画面モデルと変わらぬカメラ性能を受け取れるのです。そこもまたiPhone XSのいいところ♪
ライトウェイトかつハイエンド。身軽でも高品質なものを毎日の生活の中に取り入れたいと願うのであれば、狙うべきはiPhone XSです。コイツを相棒にすれば、エキサイティングで、クリエイティブな日々がやってくるような期待感すら感じます。
でも、僕はiPhone XS Maxを買いました。
だってーーーでかいのーーーすきなんだもんんん。
いや、ほんといい端末だと思います。iPhone Xの後継機。iPhone XSが発売されました。パット見では「あれ?どこが変わったの?」とか思うかもしれません。
でも、いろいろな角度から舐め回すようにいじってみたら、いいところもちゃんと見つけましたし、この端末はどういう人に向いているのか?も見えてきました。
5.8インチってどうなの?
まず好き嫌いがあるところから行きましょう。今回2種類のサイズのiPhoneが発売されたわけですが、iPhone XSはこれまでのiPhone Xと同じサイズです。ノッチがあり、フレームギリギリまで画面が伸びた5.8インチサイズ。このサイズってどうなの? Maxとどっちがいいの?という疑問に簡潔に答えるとするならば、テキストを片手で入力できる限界値。片手操作派の限界のサイズがこれだと思います。大画面のiPhone XS Maxも魅力ですけど、入力のスマートさが保たれているのはiPhone XSです。
また、ポケットに突っ込んだときに邪魔にならないのも、iPhone XSです。
つまり、フットワークの良さを求めるのであれば、自ずと今回はiPhone XSだな!という選択肢を選ぶことになると思います。日々の取り回しの良さを保った限界サイズの中で、これまでよりちょっと背伸びできるのが、このiPhone XSという端末なのです。
ただし、1点。本体デザインについて気になるのが、今回は上部と底部にアンテナラインが入ったということ。
とくに底部はアンテナラインのために、スピーカーホールが左右対称ではなくなったのです。シンメトリー最高!という方にとっては多分ちょっとイラっとポイントかもしれません。僕ですか? ちょっとイラっとです。
でもそれだけの減点だけで、この端末いーらない!とはなりませんけどね。iPhone Xと比べるとデザイン的な目新しさは無いけど、この端末には、十分に購入者を満足させてくれる要素は備わっていると思うんです。
ベンチマークはiPhone Xよりかなり上!
ベンチマーク(Antutuベンチマーク)を走らせてみた結果がこちら。iOSデバイスの中ではiPhone Xどころか、12インチiPad Proをも上回っていたのは驚きです。現状iPhone Xで重くて辛い!という操作はなかなか思いつかないので、このスコアが実生活のなかで有利になるかはわかりません。
でも、限界までキュンキュンなスペックがほしい!といったニーズは確実満たしてくれる端末だと思います。
いいところがなくなるのがいいところ
そしてiPhone XSで特に変わったのが、カメラです。今回、目に見える進化としては、ポートレートの被写界深度が変更できるようになりました。撮影後に、ボケの強さを変えられるってわけですね。他社の端末ではすでにあった機能ですけど、iPhoneのナチュラルなボケ味を自分で編集できるってのはカメラ好きには嬉しい機能だと思います。
でも、僕としては、これはiPhone XSの最大のウリではないと感じたのです。
では写真において、最も良いところはどこなのか? というと、さまざまなシーンを自然に、見栄え良く写真に収められるという点。カメラのダイナミックレンジは明らかに広がり、明暗差のあるシーンでは特にその恩恵が伝わってきます。
iPhone X(上)と、iPhone XS(下)で逆光気味なシーンを撮ってみました。
特に設定はしておらず、構える・撮る。だけです。iPhone Xでは人物が暗く沈んでしまっているのに対して、iPhone XSでは表情がわかるレベルまで人物を浮かび上がらせていますね。
反面、空の描画は飛んでしまっていますけど、このシーンでは空のどんより具合を表現するよりも、人物を明るく表現するほうが正解です。
これはiPhone Xでの写真調整の様子。ライトの調整をして、ようやくiPhone XSと同じレベルまで明るくなりました。
こうして、今までなら後から補正を必要としていたような写真が、もとより「いいね」と思う仕上がりとなって表示されるのです。構える・撮る。だけで、満足感のある写真が出てくるんですよ。センサーサイズの拡大や、Neural Engineによる演算による恩恵でしょうか。拍手ものの進化です。
そしてさらに比較。左からiPhone 6、iPhone 7 Plus、iPhone X、iPhone XSで同じシチュエーションを撮って並べてみました。全iPhoneで明るさMAX。
iPhone 6ユーザーの編集部・佐々木くんいわく、「俺のiPhone 6、ガラケーみたい…」と半笑い。わかる。というか構えて・撮る。だけだと、この場所ではiPhone XS以外は「ああ、あとで調整だな」な写真です。
スマホの写真って、写真を撮ったあとに見返して「暗かったな」とか「飛びすぎた」とかなってもすぐに調整できるのがいいところだと思うんだけど、そのいいところをしなくなるのがiPhone XSのいいところなんだ思います。
今回のシリーズとしては、iPhone XSとiPhone XS Maxの両モデルでカメラ性能は同じなのですが、このフットワークの良いサイズの端末でも、大画面モデルと変わらぬカメラ性能を受け取れるのです。そこもまたiPhone XSのいいところ♪
ライトウェイトでハイエンド
最初にもいいましたけど、iPhone XSってフットワーク軽くて、画面も大きくて、デザインも美しくて、カメラも頭良い。価格的にはハイエンドな高級機なので気軽にポチれる対象ではありませんが、こうした体験をカジュアルに。ワンハンドサイズの端末から得られることの意義は大きいと思うのです。ライトウェイトかつハイエンド。身軽でも高品質なものを毎日の生活の中に取り入れたいと願うのであれば、狙うべきはiPhone XSです。コイツを相棒にすれば、エキサイティングで、クリエイティブな日々がやってくるような期待感すら感じます。
でも、僕はiPhone XS Maxを買いました。
だってーーーでかいのーーーすきなんだもんんん。
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