ASUSは昨年12月12日に新モデルを4機種発表した.中でも最上位の「ZenBook Pro 14(UX450FDX)」はすでに発売している同15の妹モデルで、タッチパッドの部分に液晶を組み込んだ「スクリーンパッド(ScreenPad)」を搭載しているのが特徴だ.
とはいえ15インチとはデザインが異なり、見た目でいうと、同時に発表となった「ZenBook 14(UX433FN)」に近いのだが、Proなので、もちろんGeForce GTXを搭載した強い系マシンなのである.
14インチ液晶だけど狭額縁
フットプリントは13型
今回発売となるPro14は、固定スペックの1モデルのみで、CPUは最新世代WhiskeyLake-Uのi5-8265Uを搭載.もちろん4コア8スレッドである.メインメモリは8GB、SSDはPCIe接続の256GBを内蔵している.
ディスプレイは14インチのフルHD(1920×1080ドット)で、GPUはGeForce GTX1050をMAX-Qデザインで搭載だ.
スクリーンパッドはPro15のレポートでも紹介したが、普通のタッチパッドの表面が液晶になっていて、当然タッチで操作ができる.サイズは5.5インチで、解像度はメインスクリーンと同じフルHDという強者である.
スクリーンパッドモードでは、登録した専用のアプリを起動して、あたかもそこに独立した液晶マシンがあるかのように扱えるし、サブディスプレイとして参照したいファイルを表示させながら原稿を書くとか、動画や音楽を再生しながらWEBをうろつくといった楽しい使い方もできるのだ.
専用アプリにはテンキーに電卓、音楽プレーヤーに動画プレーヤー、カレンダー、さらにアドビの手書きサイン入力ツールやオフィス補助アプリもどがそろっている.お楽しみから実用まで増えてきている.
もちろん、メイン液晶の拡張ディスプレイとして使うこともできる.解像度的にはメイン液晶の2倍の面積になるわけだ(実面積は小さいが).F6キーを押すと、モードを瞬時に切り換えられるのも、とてもいいアイデアである.
GTXを持ち歩くための
サイズと重さを実現している
液晶部を開くと、下部が机を押して、本体を押し上げるデザインになっている.これはZenBook Pro 15とは異なる部分であり、キーボードに約3度の傾斜がついて打ちやすくなる.
この傾斜は放熱にも寄与している.底面の吸気口が机から離れるので、十分な気流が確保できるうえ、ボディからの直放熱もされるしくみだ.
ボディサイズは322×225×18.8ミリで14インチ液晶を搭載したノートとしては奥行きが若干大きめだが、GTX1050搭載と考えると十分コンパクトである.液晶の両横は狭額縁で、見た目も今風でいい.液晶上部にはWindowsHelloの顔認識対応カメラが搭載されているにもかかわらず縁は8ミリほどしかない、すっきりとしたデザインである.
ZenBookで比べると、Pro15(UX580GE)はi9-8950HKにGTX1050Tiを選択可能で、365×242×18.9ミリである.狭額縁ではあるが、横幅で43ミリ、奥行きで17ミリの差は、ふたまわり違う感じだ.CPUのスペックがPro14はUプロセッサーなのに対して、Pro15はHプロセッサーと大きく異なるのでいたしかたないだろう.
キーボードは横幅277ミリで、キートップに印字されている文字の色もフォントも美しい.日本語配列だが、ひらがなの文字は小さくて目立たないのもいい.
キータッチは軽すぎず重すぎず、ストロークも1.4ミリあって気持ちよく、疲れにくい.音も静かで会議中に入力しまくってもヒンシュクはかわない.
タッチパッドは122×69ミリとちょうどいいサイズで、液晶が埋め込まれているのに感度はとてもよく、ストレスはない.クリックは柔らかめだが、クリック音はもうすこし小さくしていただけるとありがたい.
インターフェースは本体の左側に電源入力とタイプC×1、タイプA(3.1)×1とHDMIが、右側にタイプA(2.0)×1とマイクロSDカードスロット、ヘッドホンコンボがそろっている.タイプCは残念ながら電源の入力と映像出力には対応していない.サウンドはharman/kardonデザインで、音量・音質ともに不満は感じない.
UプロセッサーでCPU値700超え
というか800に迫るとは!?
WhiskeyLake-Uおそるべし~~~
ウィスキーレイクUのi5のベンチマークテストは初めてなのだが、シネベンチでなんとUプロセッサーとしては初めて(個人の経験ですが)700を超えた.おめでとうございます.
というか、某社の同じくウィスキーレイクUのi7-8565Uは694とギリギリ届かなかったのだが、ZenBook Pro 14のi5-8265Uはすっきりと700を超えて、最高では780を超えました~~~!!! こちら、第7世代コアのHプロセッサーが出していた値ですよお客さん!! ウィスキーレイクの能力に加えて、Pro14の冷却能力の高さのおかげと考えられます.
ちなみにOpenGLのほうは98.68と出ました.SurfaceBook2など、Uプロセッサー+GTX1050搭載ノートのほぼ平均的な値だ.3DMarkのファイヤーストライクでは5181で、こちらも飛び抜けてはいませんが、きちんとGTX1050が回っているのである.
試用したマシンのSSDはWDのPCSN520を搭載していた.クリスタルディスクマークのマルチシーケンシャルはリードが1744、ライトが1302とPCIe3.0X2としては優秀な値が出ている.
バッテリーは70Wh搭載している.いつものBBenchで液晶輝度最大、省エネオフ、最も高いパフォーマンスに設定して、3時間12分稼働しました.Pro15は73Wh搭載で2時間30分でしたので、液晶が小さいぶんとCPUがHからUということで長持ちになっている.
充電も同じ条件で動作させながらで、50%まで38分、70%まで59分、90%まで85分とこちらも高速といっていい値だ.ちなみにACアダプターは19V4.74Aの90W出力で、太いACケーブル込みで358グラムだ.
14型はGTXかMXか
悩んだらとりあえず買ってみよう
試用マシンの重量を計測したところ、1642グラムだった.GTX搭載の15型ノートは2000グラムオーバーが普通なので、約400グラム軽くしてGTXを持ち歩けるわけで、かなり気に入ったのだ.
ただ、おじさんとしては、液晶の表面はノングレアが好きなんですよね.あと14型だと4K液晶も選べるとありがたいです.
海外モデルではi7-8565Uに16GBメモリー、512GB/1TBのSSDもあるので、そのあたりのハイエンドなZenBook Pro 14もぜひ日本にもってきていただけるとありがたいです.そのときには、おじさんのために英語キーボードも選択可能にしてくださいね~
とはいえ、上記のとおりi5のベンチマークテストの結果にタマゲてしまっているので、実は今のモデルがお買い得なのである.迷ったらとりあえず買おう!!
とはいえ15インチとはデザインが異なり、見た目でいうと、同時に発表となった「ZenBook 14(UX433FN)」に近いのだが、Proなので、もちろんGeForce GTXを搭載した強い系マシンなのである.
14インチ液晶だけど狭額縁
フットプリントは13型
今回発売となるPro14は、固定スペックの1モデルのみで、CPUは最新世代WhiskeyLake-Uのi5-8265Uを搭載.もちろん4コア8スレッドである.メインメモリは8GB、SSDはPCIe接続の256GBを内蔵している.
ディスプレイは14インチのフルHD(1920×1080ドット)で、GPUはGeForce GTX1050をMAX-Qデザインで搭載だ.
スクリーンパッドはPro15のレポートでも紹介したが、普通のタッチパッドの表面が液晶になっていて、当然タッチで操作ができる.サイズは5.5インチで、解像度はメインスクリーンと同じフルHDという強者である.
スクリーンパッドモードでは、登録した専用のアプリを起動して、あたかもそこに独立した液晶マシンがあるかのように扱えるし、サブディスプレイとして参照したいファイルを表示させながら原稿を書くとか、動画や音楽を再生しながらWEBをうろつくといった楽しい使い方もできるのだ.
専用アプリにはテンキーに電卓、音楽プレーヤーに動画プレーヤー、カレンダー、さらにアドビの手書きサイン入力ツールやオフィス補助アプリもどがそろっている.お楽しみから実用まで増えてきている.
もちろん、メイン液晶の拡張ディスプレイとして使うこともできる.解像度的にはメイン液晶の2倍の面積になるわけだ(実面積は小さいが).F6キーを押すと、モードを瞬時に切り換えられるのも、とてもいいアイデアである.
GTXを持ち歩くための
サイズと重さを実現している
液晶部を開くと、下部が机を押して、本体を押し上げるデザインになっている.これはZenBook Pro 15とは異なる部分であり、キーボードに約3度の傾斜がついて打ちやすくなる.
この傾斜は放熱にも寄与している.底面の吸気口が机から離れるので、十分な気流が確保できるうえ、ボディからの直放熱もされるしくみだ.
ボディサイズは322×225×18.8ミリで14インチ液晶を搭載したノートとしては奥行きが若干大きめだが、GTX1050搭載と考えると十分コンパクトである.液晶の両横は狭額縁で、見た目も今風でいい.液晶上部にはWindowsHelloの顔認識対応カメラが搭載されているにもかかわらず縁は8ミリほどしかない、すっきりとしたデザインである.
ZenBookで比べると、Pro15(UX580GE)はi9-8950HKにGTX1050Tiを選択可能で、365×242×18.9ミリである.狭額縁ではあるが、横幅で43ミリ、奥行きで17ミリの差は、ふたまわり違う感じだ.CPUのスペックがPro14はUプロセッサーなのに対して、Pro15はHプロセッサーと大きく異なるのでいたしかたないだろう.
キーボードは横幅277ミリで、キートップに印字されている文字の色もフォントも美しい.日本語配列だが、ひらがなの文字は小さくて目立たないのもいい.
キータッチは軽すぎず重すぎず、ストロークも1.4ミリあって気持ちよく、疲れにくい.音も静かで会議中に入力しまくってもヒンシュクはかわない.
タッチパッドは122×69ミリとちょうどいいサイズで、液晶が埋め込まれているのに感度はとてもよく、ストレスはない.クリックは柔らかめだが、クリック音はもうすこし小さくしていただけるとありがたい.
インターフェースは本体の左側に電源入力とタイプC×1、タイプA(3.1)×1とHDMIが、右側にタイプA(2.0)×1とマイクロSDカードスロット、ヘッドホンコンボがそろっている.タイプCは残念ながら電源の入力と映像出力には対応していない.サウンドはharman/kardonデザインで、音量・音質ともに不満は感じない.
UプロセッサーでCPU値700超え
というか800に迫るとは!?
WhiskeyLake-Uおそるべし~~~
ウィスキーレイクUのi5のベンチマークテストは初めてなのだが、シネベンチでなんとUプロセッサーとしては初めて(個人の経験ですが)700を超えた.おめでとうございます.
というか、某社の同じくウィスキーレイクUのi7-8565Uは694とギリギリ届かなかったのだが、ZenBook Pro 14のi5-8265Uはすっきりと700を超えて、最高では780を超えました~~~!!! こちら、第7世代コアのHプロセッサーが出していた値ですよお客さん!! ウィスキーレイクの能力に加えて、Pro14の冷却能力の高さのおかげと考えられます.
ちなみにOpenGLのほうは98.68と出ました.SurfaceBook2など、Uプロセッサー+GTX1050搭載ノートのほぼ平均的な値だ.3DMarkのファイヤーストライクでは5181で、こちらも飛び抜けてはいませんが、きちんとGTX1050が回っているのである.
試用したマシンのSSDはWDのPCSN520を搭載していた.クリスタルディスクマークのマルチシーケンシャルはリードが1744、ライトが1302とPCIe3.0X2としては優秀な値が出ている.
バッテリーは70Wh搭載している.いつものBBenchで液晶輝度最大、省エネオフ、最も高いパフォーマンスに設定して、3時間12分稼働しました.Pro15は73Wh搭載で2時間30分でしたので、液晶が小さいぶんとCPUがHからUということで長持ちになっている.
充電も同じ条件で動作させながらで、50%まで38分、70%まで59分、90%まで85分とこちらも高速といっていい値だ.ちなみにACアダプターは19V4.74Aの90W出力で、太いACケーブル込みで358グラムだ.
14型はGTXかMXか
悩んだらとりあえず買ってみよう
試用マシンの重量を計測したところ、1642グラムだった.GTX搭載の15型ノートは2000グラムオーバーが普通なので、約400グラム軽くしてGTXを持ち歩けるわけで、かなり気に入ったのだ.
ただ、おじさんとしては、液晶の表面はノングレアが好きなんですよね.あと14型だと4K液晶も選べるとありがたいです.
海外モデルではi7-8565Uに16GBメモリー、512GB/1TBのSSDもあるので、そのあたりのハイエンドなZenBook Pro 14もぜひ日本にもってきていただけるとありがたいです.そのときには、おじさんのために英語キーボードも選択可能にしてくださいね~
とはいえ、上記のとおりi5のベンチマークテストの結果にタマゲてしまっているので、実は今のモデルがお買い得なのである.迷ったらとりあえず買おう!!
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