デルから15.6型2-in-1ノートパソコンの新製品「New Inspiron 15 5000 2-in-1」が登場した。360度回転するヒンジを搭載しており、4つのスタイルに変形して使用できるほか、スタイラス(デルアクティブペン)にも対応。手書きメモやお絵描きなどに使用もできる。今回、New Inspiron 15 5000 2-in-1の実機を試せたので、外観や使い勝手、パフォーマンスなどを2回にわたって紹介していこう。
4スタイルに切り替えられる2-in-1
New Inspiron 15 5000 2-in-1は、名前のとおりノートパソコンとしてもタブレットとしても使える2-in-1タイプに分類されるノートパソコンだ。360度回転するヒンジ機構により、ディスプレーの角度を調節することで、全部で4つのモードに切り替えて使用できる。
「ノートブック」は通常のクラムシェルノート風に使えるモード。キーボードやタッチパッドを使って文書を作成する際に便利なスタイルだ。ディスプレーの角度調節の自由度が高いため、出先で膝の上に乗せて作業する場合も画面が見やすい。また、机上で180度にパタンと開くこともできるため、対面相手と一緒に画面を見ながら打ち合わせするような場合にも活躍する。
「タブレット」は、ヒンジを360度回転して本体の天面と底面をくっつけた状態になるモードで、タッチ操作やペン操作に適している。本体の重量が2kg程度あるため、長時間片手に持って使うのは正直辛いが、最厚部が19.95mmとスリムなためホールド感は悪くない。また、横位置にして両手で持つ場合、背面のキーボードに指がかかりにくいのも好印象。一般的なピュアタブレットに比べると画面サイズが大きいため、電子コミックスや電子雑誌などはとても読みやすく感じた。
このほか、ディスプレーの角度を変えれば、写真のスライドショーや動画鑑賞に向いた「スタンド」や、狭い場所に置いて動画鑑賞する場合に便利な「テント」モードなどにすることもできる。
いずれのモードでもタッチパネル機能は有効で、指やスタイラスペンなどで操作可能だ。なお、オプションで用意されているアクティブペンは、単体販売されていない「PN338M」となる。1024段階の筆圧検知機能に対応しており、メモ取りやスケッチなどには十分すぎる性能を持つが、微妙な濃淡の描き分けなどは若干しにくい印象。
本格的なイラスト作成やフォトレタッチなどに活用したいのであれば、別売の「Dellプレミアム アクティブペン(PN579X)」を購入した方がよいだろう。こちらは4096段階の筆圧検知のほか傾き検知にも対応するため、より繊細な表現が可能だ。
使い勝手のよさを考慮した設計
New Inspiron 15 5000 2-in-1のディスプレーは15.6型のグレア(光沢)パネルを採用している。映り込みはそれなりにあるが、その分メリハリのある映像を楽しめる。とくに黒の締まりがよく、暗いシーンの臨場感はかなりのもの。また、コンテンツに適した色補正を行なう「CinemaColor」にも対応しており、動画を鮮やかで深みのある色で鑑賞可能だ。ストリーミング動画で試してみたが、南国の海や花、夜景のきらめき、極彩色の動物などもリアルに再現されていた。
また、IPS方式のパネルを採用しており、視野角は水平垂直ともに170度を実現している。単に視野角が広いだけでなく、斜めから見ても色味の変化が少ないのは好印象。解像度はフルHD(1920×1080ドット)で、このクラスのノートとしては一般的だ。ディスプレーの上部には1280×720ドットの動画撮影に対応した92万画素のウェブカメラとマイクが内蔵されている。
スピーカーは本体底面左右に搭載されている。サブウーファーなどは搭載されていないが、出力は最大2.5Wとそこそこ大きく、ノートパソコン内蔵のスピーカーとしては迫力あるサウンドが楽しめる。とくに豊かな低音と澄んだ高音が印象的だ。
New Inspiron 15 5000 2-in-1のキーボードはキーピッチが横19.05mm、縦18.05mmと余裕があり、タッチタイプがしやすい。Back spaceキーやEnterキー、右Shiftキーあたりのデザインが少し独特だが、特別打ちづらいとは感じなかった。なお、電源ボタンは指紋認証センサーが内蔵されたタイプで、事前に自分の指紋を登録しておけばパスワードを入力しなくても指を乗せているだけでログインできるのが便利だ。
Type-C端子は外部出力や給電も可能
New Inspiron 15 5000 2-in-1のインターフェースは、本体左側面にUSB 3.1 Gen 1 Type-C、HDMI 1.4b、USB 3.1 Gen 1×2、ヘッドセットポートが、右側面にSDカードスロット、USB 2.0、セキュリティケーブルスロットが搭載されている。
ちなみにType-C端子はDisplayPort Alt Modeに対応しており、外部ディスプレーに映像出力可能。またUSB Power Delivery(USB PD)にも対応しているため、Type-C端子経由で給電もできる。実際に手持ちの4Kディスプレーで使ってみたが、問題なく4K解像度で表示できた。USB PDに対応した外付けディスプレーなら、USB-Cケーブル1本で映像出力と本機への給電が可能になるので非常に便利だ。
洗練された外観と4スタイルで使用できる柔軟さが魅力的なデルのNew Inspiron 15 5000 2-in-1。今回は、外観や使い勝手を中心に紹介したが、次回はその気になるパフォーマンスをチェックしていこう。
4スタイルに切り替えられる2-in-1
New Inspiron 15 5000 2-in-1は、名前のとおりノートパソコンとしてもタブレットとしても使える2-in-1タイプに分類されるノートパソコンだ。360度回転するヒンジ機構により、ディスプレーの角度を調節することで、全部で4つのモードに切り替えて使用できる。
「ノートブック」は通常のクラムシェルノート風に使えるモード。キーボードやタッチパッドを使って文書を作成する際に便利なスタイルだ。ディスプレーの角度調節の自由度が高いため、出先で膝の上に乗せて作業する場合も画面が見やすい。また、机上で180度にパタンと開くこともできるため、対面相手と一緒に画面を見ながら打ち合わせするような場合にも活躍する。
「タブレット」は、ヒンジを360度回転して本体の天面と底面をくっつけた状態になるモードで、タッチ操作やペン操作に適している。本体の重量が2kg程度あるため、長時間片手に持って使うのは正直辛いが、最厚部が19.95mmとスリムなためホールド感は悪くない。また、横位置にして両手で持つ場合、背面のキーボードに指がかかりにくいのも好印象。一般的なピュアタブレットに比べると画面サイズが大きいため、電子コミックスや電子雑誌などはとても読みやすく感じた。
このほか、ディスプレーの角度を変えれば、写真のスライドショーや動画鑑賞に向いた「スタンド」や、狭い場所に置いて動画鑑賞する場合に便利な「テント」モードなどにすることもできる。
いずれのモードでもタッチパネル機能は有効で、指やスタイラスペンなどで操作可能だ。なお、オプションで用意されているアクティブペンは、単体販売されていない「PN338M」となる。1024段階の筆圧検知機能に対応しており、メモ取りやスケッチなどには十分すぎる性能を持つが、微妙な濃淡の描き分けなどは若干しにくい印象。
本格的なイラスト作成やフォトレタッチなどに活用したいのであれば、別売の「Dellプレミアム アクティブペン(PN579X)」を購入した方がよいだろう。こちらは4096段階の筆圧検知のほか傾き検知にも対応するため、より繊細な表現が可能だ。
使い勝手のよさを考慮した設計
New Inspiron 15 5000 2-in-1のディスプレーは15.6型のグレア(光沢)パネルを採用している。映り込みはそれなりにあるが、その分メリハリのある映像を楽しめる。とくに黒の締まりがよく、暗いシーンの臨場感はかなりのもの。また、コンテンツに適した色補正を行なう「CinemaColor」にも対応しており、動画を鮮やかで深みのある色で鑑賞可能だ。ストリーミング動画で試してみたが、南国の海や花、夜景のきらめき、極彩色の動物などもリアルに再現されていた。
また、IPS方式のパネルを採用しており、視野角は水平垂直ともに170度を実現している。単に視野角が広いだけでなく、斜めから見ても色味の変化が少ないのは好印象。解像度はフルHD(1920×1080ドット)で、このクラスのノートとしては一般的だ。ディスプレーの上部には1280×720ドットの動画撮影に対応した92万画素のウェブカメラとマイクが内蔵されている。
スピーカーは本体底面左右に搭載されている。サブウーファーなどは搭載されていないが、出力は最大2.5Wとそこそこ大きく、ノートパソコン内蔵のスピーカーとしては迫力あるサウンドが楽しめる。とくに豊かな低音と澄んだ高音が印象的だ。
New Inspiron 15 5000 2-in-1のキーボードはキーピッチが横19.05mm、縦18.05mmと余裕があり、タッチタイプがしやすい。Back spaceキーやEnterキー、右Shiftキーあたりのデザインが少し独特だが、特別打ちづらいとは感じなかった。なお、電源ボタンは指紋認証センサーが内蔵されたタイプで、事前に自分の指紋を登録しておけばパスワードを入力しなくても指を乗せているだけでログインできるのが便利だ。
Type-C端子は外部出力や給電も可能
New Inspiron 15 5000 2-in-1のインターフェースは、本体左側面にUSB 3.1 Gen 1 Type-C、HDMI 1.4b、USB 3.1 Gen 1×2、ヘッドセットポートが、右側面にSDカードスロット、USB 2.0、セキュリティケーブルスロットが搭載されている。
ちなみにType-C端子はDisplayPort Alt Modeに対応しており、外部ディスプレーに映像出力可能。またUSB Power Delivery(USB PD)にも対応しているため、Type-C端子経由で給電もできる。実際に手持ちの4Kディスプレーで使ってみたが、問題なく4K解像度で表示できた。USB PDに対応した外付けディスプレーなら、USB-Cケーブル1本で映像出力と本機への給電が可能になるので非常に便利だ。
洗練された外観と4スタイルで使用できる柔軟さが魅力的なデルのNew Inspiron 15 5000 2-in-1。今回は、外観や使い勝手を中心に紹介したが、次回はその気になるパフォーマンスをチェックしていこう。
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