「Windows XP」や「Windows Server 2003」をはじめとした複数バージョンのOSソースコードがオンライン上に流出したことが報告されている。
掲示板サイト4chanにtorrentファイルとして公開されたファイルには、上記OSのほかさらに古いバージョンの「Windows 2000」や「Windows NT 4.0」、「Windows CE 5」、「Windows Embedded」、「MS DOS 3.30」など複数バージョンに及ぶOSのソースデータが含まれている。当該スレッドにおける漏洩者と思われる人物の書き込みによると、今回公開されたデータは、長年にわたり非公開で流通してきたデータだという。
Windowsのソースコードは過去にも幾度か流出している。ファイルには2017年に流出したWindows 10に含まれる一部コンポーネントのソースコードなども含まれており、今回公開されたファイルは、過去に流出したWindowsソースコード群にWindows XPやWindows Server 2003のコードを加えて1つにまとめたものとみられる。
海外の複数メディアやコミュニティは、今回の流出によるセキュリティ上のリスクとして、最新バージョンのWindowsにおいて古いOSと同じコードが使用されている場合に、潜在的なリスクが生じる可能性を指摘しているが、いずれもきわめて古いバージョンのOSであり、影響のあるバージョンの利用者も少なく、現時点における脅威度は低いとみられている。
Windows XPは、2001年に発売。3つのサービスパック(SP)がリリースされ、2014年4月にサポート終了。Windows Server 2003も、2015年7月でサポートを終了している。
コメント
コメントを投稿